※その1の続きです。
そろそろ京浜島から脱出すべく方向転換し、大田市場方面を目指します。
途中の鉄工所から、今時めったに見ない薄汚れっぷりの猫がお出迎え。みんなが「かっこいい!」と絶賛。
さらに謎の兵士オブジェも。
この散策のちょっと前の時期にウェイパァーで一悶着あったあの企業の前も通過。 この工業地内ではかなり目立つ外観です。
京浜島会館横の茂みでは、下見・本番の時のどちらもこの猫が睡眠中でした。会館には医院もあります。
京浜大橋のたもとに来ました。コンテナヤードが増えてきます。コンテナだけ撮ると、ちょっと異国っぽく見えてきますね。
京浜大橋を渡ります。遠くに見えるのは八潮の団地でしょうか。橋の下には緑道があり、たまに釣り人がいます。
渡ったら東に折れて、大田市場の前を通過。ターレーが走り抜けていきます。大田市場前には飲食店やコンビニもありますし、中にもいくつか店があります。このあたりの商業中心地!?
山谷地域越年越冬宿泊援護施設なぎさ寮を過ぎ、城南大橋を渡れば城南島です。
城南島は昭和61年ごろから入居が始まった比較的新しい工業地です。敷地の使い方は京浜島よりも大きく、コンテナ置き場やシャシープールがかなりの面積を占めています。島内へのバスの本数は日中は1時間に1本程度と少なく、大田市場へのバスを利用して橋を渡ったほうが早い場合もあります。
城南島には常設飲食店は(多分)ありませんが、トラック運転手に最適な「ポートストア」というコンビニ(外観はサンクス)があり、飲食スペースも用意されています。ここでちょっと休憩です。
ここからは緑道を歩いてみます。かなり鬱蒼としていて、かなりの落ち葉があり、足が滑るほどです。まさか埋立地の緑道でこんなに落ち葉を踏みしめることになるとは・・・。
緑道を抜けると、城南島海浜公園です。バーベキュー施設やドッグラン、スケートボード場、釣り場などを備えた大きな公園です。
砂浜や岩場もあり、かなり開放的。食べ物を売る移動店舗も出ています。
北側からは大井ふ頭を出港する貨物船が見えます。
風向きによっては旅客機が上空を通過するため、船と飛行機の両方を大きく視界に捉えることもできます。風景を見に行くだけでもおすすめですよ。
対岸のお台場(暁ふ頭)の様子も、ちょっとカメラをズームすればなかなかよく見えます。
このあたりには船舶の関連施設も点在しています。
もうちょっと歩けたらいいんですが、帰りを考えるとこれでも相当の距離を歩いています。ここから帰りのバス停までを含めると12キロ以上。そんなに歩いた気はしないのですが、やはりスケール感が狂うのか、こんなに歩いてたのか・・・・という感じです。
帰りは各自バスの方向が違うため流れ解散としました。
夜景が期待できる夜はともかく、工業地の昼間の散歩というのはなかなかないものだとは思いますが、どんな企業が入っているのか調べたり、ちょっとした観察ポイントを見出すことで、とても興味深い企画となることがわかり、個人的には手応えを感じました。
また、晴れた日に船舶や飛行機をただ見に行って一日を過ごすというのも、のんびりして良いものだと思います。春・秋に特におすすめです。東京港野鳥公園もすぐ近くですし、京浜島の公園は人が少なく自由がきき、城南島は設備が整っていて店も一応あるので、一日を潰す価値はじゅうぶんあるのではないでしょうか。
ということでこの企画はまたそのうち別枠でやりたいと思います。開催リクエストもお待ちしております。
※レポートその1はこちらです。
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